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パターンのアレンジ
ココまで作って何か面白味に欠けねぇか?
そうだよな。どの楽器も音量が変わらねぇし、平坦なカンジだな。
そこでだ、楽器に味付けをするぜ。

楽器の名前ボタンの左横に2つツマミがあるだろ?
左がPanで、右がVolだ。
Panは音の定位の調節(音がスピーカーの右、真ん中、左、どこ辺りから聴こえてくるか)、
Volは大小の調節(読んだまんまボリュームって事)だ。

Generatorのボタン(3061byte)
次に味付けしたい楽器の↑のボタンをクリックしな。

Wasp(13775byte)
↑するとシンセやサンプラーの画面が出てきただろ?コレはWASPを開いたトコロだ。

ココで楽器の音色を変えるんだ。

シンセを使えるヤツならココの操作はたやすいだろうが
使えないヤツにはツマミがイッパイあるだけで分けがワカランだろうな。
そういうヤツはPresetをいぢる事から始めるのがイイな。
Web上にはシンセに関するPageもイッパイあるから問題ナイよな。
(シンセの基礎から知りたいなら、コチラのサイトはお勧めです)

コイツらをいぢると音が変わっただろ?でもまだ全然物足りねぇよな。
じゃあ音程を入力する時押したボタンの左横のボタンを押してくれ

(3341byte)
↑コイツだ。

ベロシティの調節(10775byte)

ココでPenやVol、フィルター等の変化をグラフで入力できるぜ。
左クリックで普通に入力、右クリック押しっぱなで線上に入力できるぜ
下のバーで他のパラメーターに切り替えるぜ。

一応各パラメーターの説明をすると、
・Panは上でも言ったとおり、音の定位。
・Velocityは音の強さ。ボリュームみたいなモンだ。
・Filter cutを下げるとくぐもったカンジの音になる。
・Filter resを上げると開いた〜ってカンジの音になる(笑
・Pitchは音の高低を変える事が出来る。
・Shiftを上げると少し発音を遅らせる事が出来る。

ココで説明した変化は基本的なモノで、もっと大きい変化を加えたい時にはエフェクトを使うぜ。
その説明はあとでするからな。

Demo版を使いこなす(笑)人は、ココまでで一通りまかなえます。
[FILE]→[Export]→[Wave file]または、ショートカットキー[Ctrl]+[R]でWave出力出来ます。
ACID(Fruityではアシッダイズ出力が出来る!)やサンプラーなどと組み合わせて使って下さい。

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新しいパターン
カッコイイパターンが出来たようだな。でもコレを繰り返すだけじゃ曲とは言えないよな。

Fruityでは今作った様なパターンをいくつも組み合わせて曲にするんだ。
安心しろ、大変な事じゃない。基本のパターンが出来れば、後は完成までもうすぐだ。
それにココまで作れているなら、基本的な操作はもうほとんどマスターしているんだぜ

それじゃ、基本のパターンと組み合わせて使うパターンを作るぜ。

パターン(5097byte)
↑ココでパターンを切り替えるんだ。

今までは1番のパターンを作っていたんだ。1番のボタンが光っているだろ?
1から9までのボタンは左のボタン、それ以上は右のヤツで変えるぜ。

試しに2番のパターンを作るぜ。左の2番のボタンを押しな。

step sequencerウィンドウがまっさらな状態になったな。

ココに1番のパターンに被せて使うパターンを作るんだ。
とりあえず、適当に作っときな。

こうやっていくつものパターンを作るんだ。

そういやベースとドラムを同じパターン内に作ってたんだったな。
別々のパターンに作った方が良かったな。ワリィワリィ。

でも問題無いぜ
ベースを打ち込んだパターンを選んでベースの名前の書いてるボタンを右クリックしな。そして[Edit]→[Cut]を選ぶんだ。
そして空いてるパターンを選びベースの名前の書いてるボタンを右クリック、そして[Edit]→[Paste]。
コレでベースだけを違うパターンに移動できたぜ。

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パターンを組み合わせる
これらのパターンを組み合わせる、Playlistウィンドウを紹介するぜ。
ココでパターンを組み合わせて曲に仕上げるんだ。

プレイリストのボタン(5398byte)
↑このボタンを押しな(またはショートカットキー[F5])。

プレイリストWindow(14653byte)
↑コレがPlaylistウィンドウだ。

ココにstep sequencerウィンドウのようにパターンを打ち込んでいくんだ。例えば、

(7356byte)

↑コレだと初めに作ったパターンを4小節繰り返して、その中の3小節目にさっき作ったパターンが流れるってワケだ。

再生する時は、

トランスポート(4901byte)

↑再生ボタンの左にある[SONG]って書いてあるスイッチを押すんだ。
[PAT]の方だと、今選んでいるパターンだけがループして流れるぜ。

PlaylistウィンドウのPattern1とか書いてある所を右クリックすると、パターンの名前を変えられるぜ。
分かり易い名前に変えておくと、後で使いやすいぜ。(例えば、Basic、Piano、Drumとか。DemoSongなどを参考に)

また、左クリックで、クリックした所のパターンのstep sequencerウィンドウを開けるぜ。
パターンの内容を忘れた時なんか重宝するぜ。

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エフェクトを使う
もっと複雑だったり何小節にもわたったアレンジや、効果(エフェクト)を掛けたりしてみたくねぇか?
そういう場合はエフェクトを使うんだ。

Playlistウィンドウを開いたボタンの4つ隣りのFXと書かれたボタンを押すんだ(またはショートカットキー[F9])。

エフェクトwindow(7453byte)
↑こんなWindowが出てきたどろう?コレがEffectsWindowだ。
ココにエフェクトを突っ込んで使うんだぜ。

まずはエフェクトトラックの説明といきたいトコロだが、
それよりまずはどんな事が出来るのか試したいだろ?
M、FX1〜16、SEND1〜4と書いてあるトコロが各エフェクトトラックだ。説明は後にするとしてMと書いてあるトラックをクリックして選びな。
MトラックはMasterトラックだ。ココに突っ込んだエフェクトは出てくる全ての音に掛かるワケだ。

Mトラックを選んだら下の(none)と書いてある横の矢印をクリックするんだ。
そして[Select]を選ぶと幾つかのエフェクトが出てくる。

とりあえずFruity Parametric EQを使ってみるぜ。

Fruity parametric EQ(10895byte)
↑こんなWindowが出てきたよな?コレがFruity Parametric EQだ。
このようにエフェクトを選ぶと、その選んだエフェクトのWindowが出てくるんだ。コイツをいぢって音を変化させる事が出来るぜ。

そして選んだ矢印の横の(none)がFruity Parametric EQに変わっただろ?
今ソコにこのエフェクトを突っ込んでるってのが一目瞭然ってワケだ。
ココを左クリックでそのエフェクトのON、OFFが、右クリックでそのエフェクトのWindowの表示、非表示が出来るぜ。

こうやってエフェクトを突っ込んでいくんだ。各エフェクトトラックに8つまで突っ込めるぜ。
ただ、今まで音楽機材やSOFTを扱った事が無いヤツに注意しておきたい事がある。
エフェクトを突っ込む順番はテキトーにしてはいけないんだ。
例としてcompressorとdelayで説明しよう。
出来れば説明した事を実際に試しながらだと分かりやすいな。Fruityにはどちらのエフェクトも付いてるぜ。

compressorは音の強弱を整えるエフェクトだ。
大きくて目立ちすぎる音を小さくしたり、小さくて聴こえない音を聴こえる様にする為に使うんだ。 delayは[やまびこ]の効果を付けるエフェクトだ。

[compressor]→[delay]の順番で掛けるのが一般的だ。
Fruityでは上の段にあるエフェクトが先に掛かるぜ。例えば、

(8794byte)
↑コレだと
[Fruity Parametric EQ]→[Fruity compressor]→[Fruity delay2]→[Fruity reeverb]
の順に掛かるワケだ。

話は戻して、もし[delay]→[compressor]の順に掛けるとどうなるのか?delayを掛けて

ヤッホー ヤッホー ヤッホー ヤッホー

となる筈が、
compressorを掛けている為に大きい音は小さく、小さい音は大きくなるので、その結果

ヤッホー ヤッホー ヤッホー ヤッホー

って事になってしまうんだ。

こんなカンジで順番を間違える事によって、思ったとおりの効果が出せなくなるんで注意が必要だぜ。

 

それじゃ、エフェクトトラックの振り分け方を説明するぜ。
Masterトラックに掛けると全ての音にエフェクトが掛かってしまう。でも個別にエフェクトを掛けたい時が大半のハズだ。
そういう時にはエフェクトトラックを上手く使うんだ。

トラックの事を理解するには陸上競技場のトラックをイメージすると分かり易いな。
競技場のトラックは各トラックに各選手が走っているだろ?
アレと同じで各エフェクトトラックに各楽器を走らせるんだ。

例えばPianoにリバーブ、DX10にフランジャー、Plucked!にディレイを掛ける場合は、
(16185byte)
と、なるワケだ。

また一つのエフェクトトラックに複数の楽器を走らせる事も出来る。
上に書いたヤツに加え、Drumのサンプルにコンプ(compressorの事)を掛ける場合は
(17880byte)
という風になるってワケだ。

コレをFruityでやるには、まずどのエフェクトトラックにどの楽器を走らせるかを決める。
今回は2トラックにリバーブを突っ込むんで、Pianoを2トラックに送らなきゃならない。
Generatorのボタン(3061byte)
↑のボタンをクリックして楽器のWindowを開くんだ。そして、

FXトラックの選択(3061byte)
↑の印の場所の数値を送りたいエフェクトトラックの番号にするだけだ。今回は[2]にするぜ。
コレで楽器側の設定は終わりだ。他の楽器も空いてるトラックに設定するぜ。
DX10は[3]、Pluckedは[4]、Drumのサンプルは全部[5]にするぜ。

そしてEffectsWindowのそれぞれのトラックを選択して
上に書いたエフェクトを挟んでいくんだ。

ところで、全てのトラックに同じエフェクトを掛ける場合、
イチイチ1個1個挟んでいくのはCPUも辛くなるし、なにより面倒だよな。

そんな時は、EffectsWindowの右側4つのSendトラックを使うんだ。
まず、Sendトラックに使いたいエフェクトを挟み、
それぞれのエフェクトトラックの
エフェクトwindowのSENDchに送るツマミ(4722byte)
ココでそれぞれのSendトラックに音を突っ込む割合を決める事が出来るんだ。
だから、コッチのトラックには軽く掛けて、コッチのトラックには強く掛ける、という事も出来るぜ。
今回はリバーブとディレイをSendトラックで使ってみるぜ。

そんなこんなで設定すると大体こんなカンジになるな。
(23481byte)

 

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